災害時対応型LPガス中核充填所

LPガスは「災害に強いエネルギー」として、過去の災害において大きな役割を果たしてきました。しかし、東日本大震災を受けて政府は平成24年3月、「東日本大震災を踏まえた今後のLPガス安定供給の在り方に関する調査」を取りまとめました。この報告書には「LPガスサプライチェーンにおける災害対応能力強化」対策として、中核充填所の選定と機能強化、一次・二次基地の出荷機能強化、国家備蓄の機動的放出の検討等が盛り込まれました。

LPガス充填所とはLPガスを容器に充填する設備を有する基地です。LPガス充填所は全国に約2,200か所にありますが、そのうち約340か所が中核充填所に指定されています。この中核充填所には、災害時にも自立的に稼働できるようにするため、非常用発電設備、緊急用通信設備、LPG車等が配備されています。

株式会社サガミは三浦半島で初となる災害時対応型LPガス中核所を設立しました。 中核所でされたLPガスは、お客様の個人宅はもちろん避難所、病院、役所などの優先施設へ配送され、都市ガスエリアのライフライン確保の役割も担っています。当社はその重要な施設として認定を受けた責務を強く受け止め、今後も地域の皆様の暮らしをサポートできる体制作りに一層励んでまいります。

サガミでは災害時にもLPガスを供給するために、緊急自動車、LPガス自動車、LPガス自家発電設備、LPガス自動車オートスタンド、衛星電話などを設備しています。